仙ヶ岳と宮指路岳を縦走の計画で登ったが、時間的に無理と判断して宮指路岳は止めた。

京田辺から約1時間でキャンプ場の駐車場へ到着、途中小岐須の部落からは狭く落石の多い林道だったが雪はなかった。装備を身につけ登山口まで30分ほど林道を歩く。雪は残っているがアイゼンなしで歩ける。分岐から南に沢を渡って仙鶏尾根に登るコースに入る。わづかに足跡があるが不明な箇所が多く、しかも片足くらいしか置けない狭い路が続く。思ったより厳しい、やっと尾根にあがってほっとする。尾根伝いに登ると、小さなピークにでる、大きな岩があり展望も良い。南は鈴鹿市から伊勢湾が広がっており近くに新名神の高速道が見える。

北には鎌ケ岳、御在所岳など鈴鹿の山が近いが頂上は目の前のピークに登らなくてはいけない。やっと1人の登山者とあったが足跡はない。標識とテープに従って頂上に立つ。ここからはさらに展望がよくなって、比良山系が白く連なっている。北遠くに白山らしい山や、東にアルプスらしいのがある。

風もなく気持ちの良い陽射しに幸せな気分を味わうことができた。宮指路岳方向は急な下りで足跡もないので慎重にくだるが小社峠に着いて、この後の歩行時間を考えてここから下ることにした。急な道なき道を、沢を何度か渡りテープと標識を探しながらなので時間がかかった。残雪は多くはないが、少しはづれると壺足になりつかれた。